蜂蜜との間にどのような違いがあるのか？
この２つの成分について比較し、詳しく知ることでさらに理解を深めることができます.
主には、次に挙げる３つの違いがあると言われています。
１、誰が食べているか？
ローヤルゼリーが女王蜂の食事なのに対して、はちみつは働き蜂の食事です。
群れの中から選ばれた女王蜂にのみその特別な食事が与えられます。
働き蜂は花粉や花から集めた蜂蜜が食事です。
２、含まれている栄養素
ローヤルゼリーにはアミノ酸やビタミン、ミネラルなどの栄養成分が豊富に含まれています。これに対して蜂蜜は糖質（糖分）が主な栄養素です。
単なるエネルギー源なのではなく、体を作ったり、体調を整えたりする働きを持つ栄養素です。
３、味の違い
ローヤルゼリーは酸味が強く、独特のニオイがあります。そのままでは食べられるものではありませんので、糖衣を付けたり、ソフトカプセルにしたりと、錠剤の形にします。
これに対して、はちみつは美味しいです。甘くて、花の香りがします。
特別食を与えられた結果・・・
ローヤルゼリーは若い働き蜂が作る栄養満点の物質です。
これは女王蜂と将来女王蜂になる幼虫にしか与えられない特別な食事です。
将来女王蜂になる幼虫と言いましたが、実はどんな幼虫が特別食を食べても女王蜂になることが出来るのです。
特別な幼虫が居て女王蜂になるのではなく、特別な食事を与えられた幼虫が女王蜂になり、大きく成長し、子孫をどんどん残すようになるのです。
つまり女王蜂は遺伝子レベルで異なる種類なのではなく、栄養面で優遇された結果、「特別な蜂」になったということです。
ローヤルゼリーと蜂蜜、ミツバチはどう使ってる？
同じミツバチから作り出される成分であっても、ローヤルゼリーと蜂蜜では利用目的が異なります。
ミツバチが何のために作り出す成分なのかを考えれば、おのずと人間にもたらされる恩恵の違いが見えてきます。
ローヤルゼリーが女王蜂の食事であることは知っていると思いますが、なぜ女王蜂の食べ物が人間にとって滋養強壮・美容へのパワーとなり得るのか、不思議に思いませんか？
女王蜂と働き蜂の生態の違いに、そのヒントがあります。
蜜蜂の１つの集団に働き蜂は数万匹いますが、女王蜂は1匹だけ。
もともとは同じ幼虫ですが「女王蜂だけがローヤルゼリーを食べる」という違いだけで、幼虫～蛹～成虫になるまでの期間は女王蜂の方が数日速くなり、働き蜂に比べ体長は2～3倍、寿命は30～40倍も長く、毎日1500～2000個の卵を産み続けます。
このような高いバイタリティをもたらすローヤルゼリーの栄養価が、人間にとっても健康・美容に嬉しい存在となっているのです。
一方の蜂蜜は、数万匹いる働き蜂たちの食事です。
花から吸った蜜は蜂の体内で果糖とブドウ糖に転化(加水分離)され、これを蜜蜂同士で口移しに与えていきます。
口移しが何度も繰り返されるうちに転化がより進み、これが巣に蓄えられ水分が蒸発すれば、私たちが口にする蜂蜜の出来上がりです。
蜂蜜には、すぐにエネルギーとして利用できるブドウ糖と果糖のほか、複数のビタミン、ミネラルが含まれ、さらに高い抗菌・抗炎症作用があることが認められています。
自然界で最も甘いと考えられ、全体の80％が糖分です。
ローヤルゼリーと蜂蜜がもたらすものの違い
強い甘さを持つ蜂蜜は、デザートにかけたり料理に甘味をつける際によく使用されます。
糖分以外の成分として豊富なビタミンやミネラルが含まれることから、健康や美容に対し嬉しいパワーを期待できますが、食べ過ぎには注意しなければなりません。
蜂蜜の食べ過ぎは糖分の摂りすぎに直結し、肥満へとつながってしまいます。
一方のローヤルゼリーにも糖分は含まれますが、全体の10％です。
そのほかは、種類も豊富なビタミン、ミネラル、アミノ酸からなり、なかでも特筆すべきなのは、自然界でローヤルゼリーにしか含まれないデセン酸などの「特有成分」です。
生活習慣が規則正しくなかったり、更年期で悩まれている方や美肌維持、体のコンディションを整えたいなど、ローヤルゼリーがもたらすサポート力に、この特有成分が影響していると考えられています。
それぞれの違いを知ることで、毎日の生活にローヤルゼリーや蜂蜜を活用してください。
ローヤルゼリーとハチミツの違いに関してまとめた動画
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