ローヤルゼリーを採取するまでの過程とは?
ローヤルゼリーは生まれて3~12日の若い働き蜂が花粉を食べて、それを体の中で消化・分解・合成をし、ミツバチの下咽頭腺や大あご腺などの分泌腺で生成されます。
このように作られたローヤルゼリーは乳白色のクリーム状で、舌を刺すような酸味があります。
自然界では次の新しい女王蜂を誕生させるために、春から夏にかけて、働きバチは女王蜂になる幼虫のための特別は「王台」というものを作ります。
そこに産み付けられた幼虫だけが、ローヤルゼリーを与えられ、それが成長すると働きバチの2~3倍の大きさの女王蜂になるのです。
それでは、ほんのわずかの量しかローヤルゼリーを採取できませんので、現在では前述のミツバチの習性を利用して、できるだけ多くのローヤルゼリーを採取する方法が採用されています。
ローヤルゼリーについて、もっと深く知っていただきたいので、その過程をご紹介させて頂きたいと思います。
まず最初に巣箱の中に空間を作り、「孵化したての働き蜂の幼虫」を入れます。
その場所に人工王台の枠を挿入して、女王蜂として育てさせます。そうすることで、人口王台の中にローヤルゼリーが貯まり始めます。人工王台にローヤルゼリーが貯まるのが約3日程度で、そのあたりで幼虫を取り除き採取するのです。
なぜ3日間かというと、長い期間、人工王台を置いておく期間が長い方が量がたくさん採取できるのですが、時間経過とともに品質が低下し、幼虫が糞をする場合もあるからです。
また、採取の環境も非常に重要です。なぜなら、ローヤルゼリーの源はミツバチが食べた花粉ですから、働き蜂が食べる花蜜や花粉が汚染されていないように農薬や環境汚染のされていない自然豊かな環境で採取されたローヤルゼリーが理想なのです。
このように、ローヤルゼリーを採取するには、かなりの手間暇がかかります。
一気に大量生産出来ないということも、値段が高くなっている1つの理由だと考えられます。
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「気になる!採取するまでの課程に関して」・・・みんなの質問
採取は人の手でおこなわれているのですか?
幼虫を人工の王台に移動させることから、ローヤルゼリーを採取するまで、すべて人の手でおこなわれています。
もともとローヤルゼリーは希少性が高いので金額が高くなっているのですが、こうした手作業による手間からもどうしても高額になってしまうのです。
だからこそ、極端に安いローヤルゼリーには注意!
その品質や鮮度は不明であまり期待できないでしょう。
1回で取れるローヤルゼリーの量はどれくらい?
その巣にもよりますが、巣箱1箱に50から60個の人工王台を作ったとして、そこからとれるのは15g程度です。
単純計算で、一つの王台からは300mgほどで、それだけしか採取することができない、とても貴重なものなのです。
そんな貴重なローヤルゼリーの鮮度を落とすことなく加工したのが、乾燥ローヤルゼリーです。
どんどん劣化していく生とはちがい、鮮度をそのままキープすることができる点でも優れています。
ハチミツとは違うの?
生成の過程からその成分内容まで、同じハチが作るにしてもまったく異なる作りとなっています。
そもそも、蜂蜜は花の蜜を、ローヤルゼリーは花粉を原料としているのですから、同じものにならないのです。
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