ローヤルゼリーとプロポリス、具体的にどう違う?
「ローヤルゼリー」と「プロポリス」を、同じようなものと考えている方がいますが、両者は全く異なるものです。
いずれもミツバチが作るものであること、人間にとってそれぞれに嬉しい成分があることは共通しています。
まず、どのようにしてできる物質なのかを見てみましょう。
ローヤルゼリーは女王蜂のための特別な食べ物。
ミツバチが花粉を体内で分解・分泌する成分で、女王蜂はローヤルゼリーを食べることで、大きな体長と40倍近くの寿命を手に入れます。
1日に産む卵の数はなんと1500~2000個であり、これもローヤルゼリーがもたらすパワーです。
これに対しプロポリスは、ミツバチが植物の樹皮を唾液で噛み砕いてつくる「巣の抗菌剤」です。
プロポリスの抗菌・殺菌作用により巣を清潔に保ち、抵抗力のない幼虫を感染から守ります。
「蜜蝋(ミツロウ)」とも呼ばれ、バイオリンのツヤ出しにも用いられます。
その成分を比較してみると、ローヤルゼリーには約40種類もの豊富な栄養成分が、バランスよく含まれるのが特徴です。
体内では生成できない8種の必須アミノ酸、その他14種のアミノ酸、B群を中心としたビタミン類、豊富なミネラル類のほか、自然界ではローヤルゼリーのみに含まれる特有成分のデセン酸などで構成されます。
これらの成分から、美容に期待することができ、更年期を和らげる成分、滋養強壮など、多くのパワーを期待することができます。
プロポリスは、フロボノイドを主成分としてビタミンやミネラルを含みますが、その成分の多様性や含有量においては、ローヤルゼリーに敵いません。
プロポリスの特徴は、強い抗菌・免疫をサポートする成分にあります。
特に風邪予防やウィルスに負けない体づくりに対して、定評があります。
同じミツバチが作ったものでも、両者はこのように色んな面で異なっているのですね。
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ローヤルゼリーとプロポリス、成分の違い
同じミツバチの体内から作られる物質とはいえ、その目的や作られ方が異なるローヤルゼリーとプロポリスとでは、成分が大きく異なります。
ローヤルゼリーの約67%は水分です。
そして種類豊富なアミノ酸を含むタンパク質が12.5%、糖分11%、デセン酸5%のほか、ミネラル類、ビタミンB群、ビタミンC、葉酸や植物ステロール、酵素などが含まれています。
これらの成分に、美容・健康面で色々な悩みを持つ方にとって嬉しいサポートを期待できます。
一方のプロポリスは、樹脂やこれが溶解した液体であるバルサムが55%、ワックス(ろう)が30%、油性物質10%、花粉5%、そして300~400もの微量成分でなっています。
その成分は原産地によって大きく異なりますが、代表的なものとしてフラボノイド、桂皮酸誘導体などが知られています。
におい・味には異なる点、共通点も
好んでデザートや飲み物に利用されるハチミツと違い、ローヤルゼリー、プロポリスには独特の味や香りがあり、決して口にして「美味しい」と感じられるものではありません。
両者に共通するのは、刺激的なピリッとした風味です。
この風味のおかげで、においを嗅いだり舌の上に載せた際に驚く方も多いといいます。
生のローヤルゼリーは、加えて酸味が特徴的で、初めての方は「腐ってしまったのだろうか?」と思う方もいます。
ただしこの酸味や刺激は、新鮮なローヤルゼリーであることの指標ともなっていて、逆に飲みやすくなってくる=傷み始めていると判断できます。
プロポリスでは、刺激の奥に樹木の爽やかさ、ほんのりとした甘みが感じられるのが質の良い商品の目印であり、これが感じられずひたすら飲みづらい場合には、質が良くない可能性があります。
ただし味覚・嗅覚には個人差が大きく、あまりに風味が強く飲みづらい場合には、飲み方を工夫してみることも大切です。
いずれもミツバチからの大切な恩恵
ローヤルゼリーにプロポリス、そしてハチミツ・・・これらは全く違った成分であり、それぞれ健康や美容のために利用されながらも、全てミツバチから分泌される物質です。
ミツバチから人間への贈り物は、この3つの物質だけではありません。
自然の営みの一環として、地球上の多くの植物の受粉をミツバチが媒介し、そのおかげで植物に実がなり、新しい命を育んでいくのです。
普段何気なく利用しているローヤルゼリーやプロポリスですが、そんな自然の持つパワーを体に摂りいれていることをイメージし、そのサポート力に感謝してみるのもいいかもしれません。
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